米政府閉鎖の終結に向けた協議、ほとんど進展せず トランプ大統領
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【1月6日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は5日、3週間目に突入した一部政府機関の閉鎖の終結を目指して協議を行ったが、進展はほとんどなかったと明らかにする一方、6日にも協議を行う意向を示した。
トランプ大統領が求めるメキシコ国境の壁の建設費56億ドル(約6070億円)をめぐる米議会の行き詰まりの影響で、政府機関の25%が先月22日から閉鎖されている。
マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領は5日、民主党のチャック・シューマー(Chuck Schumer)上院院内総務および、3日に選出されたばかりのナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長と会談した。
トランプ大統領はツイッター(Twitter)に、「マイク・ペンス副大統領率いるチームが今しがたホワイトハウス(White House)を出たところだ。シューマー氏とペロシ氏の(民主党)代表との会談について報告を受けたが、今日はほとんど進展がなかった。明日、2回目の会談を予定している」と投稿した。
米軍をはじめとする主要機関は資金を満額受け取っているが、他の政府機関の職員80万人が一時帰休または無給で働く事態となっている。
無給で働いている職員には、運輸保安局(TSA)の航空保安検査員や、連邦捜査局(FBI)の捜査官らも含まれている。
政府機関の一部閉鎖により、人気観光地のスミソニアン(Smithsonian)博物館も閉鎖され、国立公園ではごみが山積みとなっているほか、職員らは生活費の心配をしている。(c)AFP