【1月3日 AFP】香港の航空大手キャセイパシフィック航空（Cathay Pacific）は2日、およそ1万6000ドル（約170万円）するファーストクラスの往復航空券を誤って破格の670ドル（約7万2000円）で販売していたと発表した。購入者には利用を認めるという。

　昨年の大みそか、キャセイパシフィック航空のベトナム発アメリカ・カナダ行きのファーストおよびビジネスクラスの往復航空券が670ドルという破格の料金で販売されていることに目ざとい利用者が気付き、旅行関係のブログなどで大騒ぎとなった。

　同便は通常、ファーストクラスで往復1万6000ドル前後、ビジネスクラスで4000～6000ドル（約43万～65万円）ほどするという。

　同社は2日になってようやく誤りを公式に認め、購入者の利用を認めると発表。ツイッター（Twitter）にはミスについて「元日の大変素晴らしいサプライズなスペシャル」になったと投稿し、「ご搭乗を心よりお待ちしております」とのメッセージも寄せた。

　同社の広報担当者は格安販売された航空券の枚数について、公表を差し控えるとしている。(c)AFP