【1月1日 AFP】男子テニス、世界ランク5位のファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)は31日、昨年10月の膝の骨折が完治していないため、2週間後に開幕を迎える全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)を欠場すると発表した。

 デルポトロはツイッター(Twitter)に「とても順調に回復していて、今後どこで復帰するかを知らせるつもりだ。残念ながら、オーストラリアでの復帰はないだろう」とつづった。

 これまでに多くのけがを経験している30歳のデルポトロは、約2か月半前の上海マスターズ(2018 Shanghai Rolex Masters)でぎこちなく転倒すると、右膝蓋骨(しつがいこつ)の骨折と診断された。

 20歳だった2009年に全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)を制した後、デルポトロは身体面での問題に悩まされ、幾度も手首をけがして4度の手術を受けるなどしている。

 2015年には世界581位まで転落していたものの、昨年は復活の1年となった。3月のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018ではロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破って優勝を果たし、9月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)では、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れはしたものの、自身2度目となる四大大会(グランドスラム)決勝に勝ち進んだ。また、8月には自己最高の世界3位に浮上した。

 デルポトロは全豪オープンが「恋しい」としたものの、「回復具合には満足している」と付け加えている。(c)AFP