【12月26日 AFP】シリアの国営シリア・アラブ通信(SANA)は25日、首都ダマスカス近郊で同国の防空部隊がイスラエル軍が発射したミサイルを迎撃し、大部分を撃墜したと発表した。

 SANAが軍関係筋の話として伝えたところによると、ミサイルはイスラエル軍機がレバノン上空から発射したもので、シリア軍側の兵士3人が負傷、また武器庫が損壊したという。

 一方、イスラエル側はミサイル発射について対空攻撃への防御対応だったと主張。イスラエルはこれに先立ち、イランの軍事施設と主張する建物や、イランが支援するレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)に供給される高性能武器を標的に、空爆を複数回実施していた。

 イスラエルの軍報道官はミサイル発射に関するAFP記者の質問にコメントを拒否した。(c)AFP