シドニーの高層住宅で「大きな亀裂音」、イブの夜に数千人避難
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【12月25日 AFP】オーストラリア・シドニーの高層住宅でクリスマスイブの24日深夜、複数の住民から「亀裂が入るような大きな音」が聞こえたとの通報があり、警察が近隣住民を含む約3000人を避難させる騒ぎになった。警察によると、建物にひびが入っていることが確認された。
現場はシドニー西部にある38階建ての「オパールタワー(Opal Tower)」という建物。ニューサウスウェールズ州消防当局によると、建物は「1、2ミリ」動いたといい、専門家が調査を行っている。
近隣住民とオパールタワーの一部住民には帰宅が認められたが、ひびが見つかった区画の住民には認められていない。残る住民が帰宅できる時期についてはめどが立っておらず、近くのホールに仮設の避難所が設けられている。
豪公共放送ABCによると、オパールタワーは市の西にあるシドニー・オリンピックパーク(Sydney Olympic Park)に最近建設された。総戸数は392戸で、今年に入ってから入居が始まっていたという。(c)AFP