米政府閉鎖、首都のツリーも消灯 トランプ氏「一人ぼっち」ぼやく
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【12月25日 AFP】 米政府機関の一部閉鎖は24日、3日目を迎え、首都ワシントンでは「ナショナル・クリスマスツリー(National Christmas Tree)」の明かりを消す措置もとられた。ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領はツイッター(Twitter)で、自分はホワイトハウス(White House)で「一人ぼっち」だと不平を漏らした。
トランプ氏は議会に対し、連邦予算に対メキシコ国境の壁建設費用50億ドル(約5500億円)を盛り込むことを要求し、つなぎ予算の承認を拒否。これを受け、米国立公園局(US National Park Service)を含む多くの政府機関に対する資金拠出が停止された。
国立公園局はツイッターへの投稿で、ナショナル・クリスマスツリーは当面の間、消灯・閉鎖されると発表。また、21日に侵入者がツリーに登ろうとしたことを受け、破損の有無を点検中であるとした。
予算をめぐるこう着状態は新議会が発足する来年1月にもつれ込む可能性があるが、27日には協議が予定されており、年内の解決に向けた望みはわずかながら残っている。
ワシントンでの危機的状況に対処するため毎年の慣習であるフロリダ州でのクリスマス休暇を遅らせたトランプ氏は24日、ホワイトハウスに閉じこもり、昼すぎにかけて10件のツイッター投稿を実施。「私はホワイトハウスで一人ぼっち(かわいそうな私)で、民主党議員が戻り国境の安全保障に絶望的なほど必要な合意に応じるのを待っている」と書き込んだほか、自身と対立する人々への批判や、株式市場の急落は自身の責任ではないとの主張を展開した。(c)AFP/Sebastian Smith