【12月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の主将アシュリー・ヤング(Ashley Young)は、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)暫定監督の笑顔がクラブの雰囲気をたちまち明るくしたと認めたが、控室でジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)前監督解任のニュースを喜ぶ選手は皆無だったと主張した。

 スールシャール暫定監督は、首位リバプール(Liverpool FC)との勝ち点差が19に開いた18日に解任されたモウリーニョ前監督の後任として、今季終了までユナイテッドを指揮することになった。

 指揮官変更は早速功を奏し、ユナイテッドは22日に5-1でカーディフ・シティ(Cardiff City)に勝利。ユナイテッドが5得点を挙げたのは、アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督の最終戦となった2013年5月以来のことだった。

 ヤングはカーディフ戦後、「彼(スールシャール暫定監督)が笑うことを控えるとは思えない」とコメントしている。

「彼は選手の一人みたいだった。いつも笑みをたたえていて、それがチームに影響しているのだと思う。良いことだよ」「クレイジーな一週間だったが、監督がやって来てからチームは試合に向けて良い準備をすることができた」

 モウリーニョ前監督は2年半の間に多くの主力選手と衝突した。その一人であるポール・ポグバ(Paul Pogba)は、前監督解任のニュースの数時間後、SNSに「これにキャプションをつけて」というコメントを添えて自身がほほ笑んでいる写真を投稿したが、数時間後にこれを削除している。

 カーディフ戦で4試合ぶりに先発復帰したポグバは、チーム全5得点に絡むなど勝利に大きく貢献した。モウリーニョ前監督の解任を喜んでいる選手がいるとされることについてヤングは、「そんなことはまったくない。大うそだ」とこれを否定した。

「監督が解任されたのは残念だ。彼は2年半で複数のタイトルを獲得した。ピッチにいるのは選手なのだからわれわれにも責任がある」「だがわれわれは前に進まなければならない。プロ選手として目の前の仕事に取り組まなければならないし、きょう(カーディフ戦)はそれをここでしたにすぎない」(c)AFP