【12月25日 Xinhua News】中国最大の交流サイト(SNS)、微博(Weibo、ウェイボー)での投稿で大きな影響力を持つ日本の芸能人や企業を表彰する「WEIBO Account Festival in Japan 2018」が22日、東京で行われた。アイドルグループ乃木坂46のメンバーやアーティストの赤西仁さん、お笑い芸人の渡辺直美さんら著名人や企業など約30組が表彰された。

 イベントであいさつした微博国際部の蘇珍妮(ジェニー・ソー)総裁は、月間約5億人のアクティブユーザー数を誇る微博が、日本でも250万ユーザーを持つと紹介。微博に多くのコンテンツを提供してきた日本の企業や芸能人、「キーオピニオンリーダー(KOL)」と呼ばれる各分野の専門家に感謝の意を表した。

 イベントで発表された数々の賞の中で、女優の荒木由美子さんが「微博日本・日中友好貢献賞」を受賞した。荒木さんは、1979年に主演したドラマ「燃えろアタック(中国名:排球女将)」が中国で1980年代に話題になり当時絶大な人気を誇った。受賞後のあいさつでは「微博から寄せられる中国のファンからの声は本当に力になっている。自分が経験した子育てや介護など、今後は社会的分野でも中国の皆さんと関わりを持つことで日中友好に貢献していきたい」と語った。

「微博日本・人気化粧品ブランド賞」にはカネボウ化粧品が選ばれた。同社メディア企画グループの加島義之部長は「中国の消費者に支持されたこと、これまでの取り組みが認められたことは大変光栄だ」と述べ、中国の消費者に商品を認知してもらい購入へと結びつけるには交流サイトでの情報発信は欠かせないとの見方を示し「今後も積極的に微博を活用し、ブランドの世界観を伝えていきたい」と語った。

 同社が日本で表彰を行うのは今回が初めて。会場では授賞式のほかにもチャリティーステージなどが行われた。また、300万人以上のフォロワーを持つKOL30人を含む100人が招待され、イベントの様子は7億人の微博ユーザーに向けてインターネットでも中継された。(c)Xinhua News/AFPBB News