【12月23日 AFP】インド西部グジャラート(Gujarat)州ギル国立公園(Gir National Park)内のギル野生生物保護区(Gir Sanctuary)で、絶滅が危惧されるインドライオン3頭が貨物列車にひかれて死んだ。インドの森林当局者が18日、明らかにした。

 森林当局のD・T・バサバーダ(D T Vasavada)氏はAFPに、死んだのは2歳くらいの雄ライオン2頭と雌ライオン1頭で、3頭とも即死だったと述べた。

  
 インドには野生のインドライオンが約500頭いるが、全てがギル野生生物保護区内に生息している。列車にひかれた3頭は、同保護区内の6頭から成る群れに属していた。

 バサバーダ氏は、列車側の速度超過の有無や、森林当局職員やトラッカー(野生動物の生態に精通したガイドら)に職務上の過失がなかったかなどを調査し、3頭が死んだ事故との関連が認められた場合は厳しい処分を科すことになると語った。(c)AFP