東京地裁、ゴーン容疑者の勾留認める 来年1月1日まで
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【12月23日 AFP】(更新)東京地裁は23日、再逮捕された日産自動車(Nissan Motor)の前会長、カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)容疑者について、来年1月1日までの10日間、勾留を認める決定をした。ゴーン容疑者は、クリスマスと大みそかを拘置所で過ごすことになる。
今回の決定に先立ち、東京地裁は20日、ゴーン容疑者が金融商品取引法違反で逮捕・起訴された事件について、検察による勾留延長の請求を却下。保釈の可能性も浮上した。
しかし東京地検特捜部は翌21日、スワップ取引で発生した18億5000万円の評価損を自身の資産管理会社から日産に移転し、同社に損失を与えたとして、特別背任の疑いでゴーン容疑者を再逮捕。裁判所に勾留を申請するか否か判断するまで、さらに48時間、同容疑者を拘束できることになっていた。
ゴーン容疑者は、取引は合法的に行ったと主張し、容疑を否認しているという。(c)AFP