【12月22日 AFPBB News】お城のある地域の観光振興と、文化の発展をめざした交流イベント「お城EXPO2018」が22日、横浜市のパシフィコ横浜(PACIFICO Yokohama)で開幕した。兵庫県の姫路城や明石城などが「参加」。城のジオラマや、「日本100名城」のパネルの展示のほか、戦国時代の築城に関するセミナーや各地のキャラクターが登場するステージイベントが行われ、全国から集まったお城ファンや歴史通でにぎわった。

 同イベントは2016年に始まり、今年で3回目。過去2回を上回る80団体が出展している。明智光秀の重臣、明智秀満が大津市にあった坂本城の築城に関して出した書状「明智秀満書状」が初公開された。また、静岡市の駿府城跡天守台の発掘調査で10月に発見された「金箔瓦」の一片など、貴重な史料も展示されている。

 観光情報を得られるコーナーでは、よろいかぶとを身に着けた「武士」が案内し、来場者たちの撮影に応えていた。市内の小学生、遠藤康くん(11)は、「日本中のお城が知りたくて来た。難攻不落の小田原城がお気に入り」と目を輝かせた。同イベントは3日間で2万人の来場を見込んでいる。24日まで。(c)AFPBB News