ブラジルのアマゾン貧困地区で大規模火災、住宅600戸燃える
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【12月19日 AFP】ブラジル北部アマゾナス(Amazonas)州の州都マナウス(Manaus)の貧困地区で17日から18日にかけて大規模な火災が発生し、アマゾン(Amazon)川の支流ネグロ(Negro)川沿いの高床式木造住宅およそ600戸に燃え広がった。死者は出なかったものの、4人が煙を吸い病院に搬送された。当局が18日、明らかにした。
アマゾナス州の治安当局者によると17日夜に火の手が上がり、消防隊員100人以上による3時間の懸命の消火活動によって18日午前0時すぎに鎮火した。
現場にいたAFPカメラマンによると大勢の人々がパニックになり、取るものも取りあえず家から避難していたという。
当局の捜査によると火元は加圧調理器とみられ、火災発生時に吹いていた強風で燃え広がったという。
地元救急当局のヘルモヘネス・ハベーロ(Hermogenes Rabelo)氏は今回の火災について、「おそらくマナウス史上最大だろう」と語った。(c)AFP