【12月16日 AFP】エジプトの首都カイロ南郊の古代都市サッカラ(Saqqara)の発掘現場で、4400年以上前の聖職者の墓が見つかった。考古学当局が15日、明らかにした。

 エジプト考古省によると、この墓は、エジプト第5王朝のネフェリルカラー王(King Neferirkare)に仕えた「ワフティー(Wahtye)」という高位聖職者のもの。墓はワフティーと母、妻ら家族の壁画で飾られていたほか、ワフティーと家族の色鮮やかな像24体が、12以上の壁のくぼみに収められていた。

 
 発見したのはエジプトの考古学チーム。同チームは4月にサッカラで発掘調査を開始し、11月にも6000年以上前のものを含む石棺(サルコファガス)7基を発見したと発表していた。このうち3基には、猫やコガネムシのミイラが納められていた。(c)AFP