米で拘束の7歳グアテマラ人少女死亡、数日間水や食べ物口にせず 米紙報道
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【12月14日 AFP】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は13日、ニューメキシコ州で国境警備隊によって拘束されていたグアテマラ人の少女(7)が死亡したと報じた。
同紙が米税関国境警備局(US Customs and Border Protection)の話として伝えたところによると、メキシコから父親やその他数十人と一緒に違法に国境を越えた少女は、「脱水症とショック」のために死亡した。少女は「数日間食べ物や水を口にしていなかった」という。
少女は拘束されてから8時間以上たった後にけいれんを起こし始め、その後搬送先の病院で死亡した。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は厳しい移民政策を掲げているが、移民を悪者扱いして政治的利益を得ようとしているとの批判もある。トランプ氏はメキシコとの国境沿いに壁を建設すると明言し、兵士数千人を配備。不法移民に対する「ゼロ・トレランス(不寛容)」政策の一環として2000人以上の移民の子どもを親から引き離している。(c)AFP