【12月13日 AFP】米当局は12日、ペンシルベニア州の高校で銃を乱射すると予告したとして逮捕された台湾出身の交換留学生、孫安佐(An-Tso "Edward" Sun)被告(18)に対し、国外退去処分を言い渡した。

 検察当局によると、孫被告は同級生に「武装して登校し、学校で銃を乱射する」と予告。同級生の通報により、孫被告は今年3月に逮捕された。

 警察は孫被告の部屋を捜索し、半自動式拳銃1丁、銃弾20発、クロスボウ(洋弓銃)、防弾チョッキなどを押収。また孫被告に部屋を提供していた一家の母親が警察に話した内容によると、部屋内には以前AK47(カラシニコフ、Kalashnikov)やAR15といった自動小銃の弾倉を含む銃弾1600発以上のほか、自作の拳銃もあったという。

 11月19日、ペンシルベニア州の裁判所はそれまで孫被告が刑事施設で過ごした期間に相当する禁錮刑を被告に言い渡し、米国からの退去および生涯再入国禁止を命じた。(c)AFP