【12月17日 東方新報】中国国際放送局(CRI)によると、中国・国務院新聞弁公室は11日、国内外の記者を招き、改革開放からの過去40年間の知的財産権分野の発展と変化について発表した。「現在、中国は知的財産権大国となり、国家建設における知的財産権保護の役割と重要性は日増しに顕著になっている」と述べた。

 データによると、中国の2017年の特許出願件数は138万2千件に達し、7年連続で世界トップとなっている。また、2017年は国際取引で得た知的財産権等の使用料が47億8600万ドル(約5430億円)となり、サービス貿易分野において最大の伸び幅を示している。

 国家知的財産権局条約法律部門の元責任者である尹新天(Yin Xintian)氏は「特許の出願は、量だけを求めるのではなく、科学技術面での質も重視しなければならない。制度が整うことで、量と質のバランスはより良くなるだろう」と語った。

 中国ではここ数年、特許の品質向上プロセスによって、情報通信、航空・宇宙、高速鉄道、原子力などの分野で、知的財産権を有する革新的技術の発明が進められている。(c)東方新報/AFPBB News