中国副首相と米財務長官・通商代表が電話会談 首脳会談合意の履行などで意見交換
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【12月11日 AFP】中国商務省は劉鶴(Liu He)副首相が11日、米国のスティーブン・ムニューシン(Steven Mnuchin)財務長官および米通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー(Robert Lighthizer)代表と電話会談し、今後の貿易協議の日程などを話し合ったと明らかにした。
10日前の今月1日、米中両国はドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と習近平(Xi Jinping)中国国家主席がアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行った首脳会談で、米中貿易戦争を「一時停戦」し、来年1月に米国が予定していた追加関税拡大を90日間遅らせることで合意した。
しかし今後の協議日程は決まっていない上、中国の通信機器大手「華為技術(ファーウェイ、Huawei)」最高財務責任者(CFO)の孟晩舟(Meng Wanzhou)容疑者が米国の要請でカナダ当局に拘束されたことで米中に新たな緊張が生まれている。
中国商務省は声明で、11日の電話会談で米中両国は米中首脳会談の合意事項の履行や今後の協議日程について意見を交わしたと発表したが、詳細については触れていない。
ライトハイザー氏は9日、来年3月1日が米中貿易戦争の激化を防ぐ具体的な合意の「厳格な期限」だとの見解を示していた。(c)AFP