カナダの11月失業率、1976年以降の最低に 大麻合法化が貢献
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【12月8日 AFP】カナダ統計局(Statistics Canada)は7日、同国の11月の失業率は前月比0.2ポイント減の5.6%となり、1976年以降の最低を記録したと発表した。大麻合法化が雇用の増加に大きく貢献した形。
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全国の雇用者数は同9万4000人増加。雇用の伸びは全土で見られたが、ケベック(Quebec)、アルバータ(Alberta)両州で特に大きかった。一方、東部の沿海州(Maritimes)の4州だけは横ばいだった。
統計局によれば、つぼみの処理など大麻関連の就業者数は11月、前年同月比で266%増の1万400人に達した。
カナダでは10月17日、娯楽目的での大麻使用が解禁され、まったく新しい産業が誕生。正規の大麻生産者の大部分がオンタリオ(Ontario)州に集中しており、関連の雇用も大半が同州で生まれている。
大麻関連の就業者の賃金は時給29.58カナダドル(約2500円)で、全国平均の同27.03カナダドル(約2290円)をわずかに上回った。(c)AFP