米軍艦2隻、台湾海峡を航行 中国の反発必至
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【11月29日 AFP】米軍艦2隻が28日、台湾海峡(Taiwan Strait)を航行した。米軍艦が台湾海峡を通過するのは7月以降3回目で、中国の反発は必至だ。
米太平洋艦隊(US Pacific Fleet)の報道官によると、2隻はミサイル駆逐艦「ストックデール(USS Stockdale)」と補給艦「ペコス(USNS Pecos)」。台湾海峡を「通常通り」に航行したとしている。
報道官は今回の航行について「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた米国の取り組みを示すもの」と説明。その上で「米海軍は引き続き、国際法で認められたあらゆる地域で、飛行や航行、作戦を実施していく」と述べた。
先月22日に米軍艦2隻が台湾海峡を通過した後には、中国政府が中国の主権に対する侮辱行為だと抗議していた。
米当局者はAFPに、米軍艦が28日に台湾海峡を通過した際には中国艦船が「プレゼンス」を示したが、両軍間のやりとりは「安全でプロフェッショナル」だったと説明した。(c)AFP