南北鉄道連結調査で国連制裁の適用免除、「米国と国際社会から支持」と韓国
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【11月24日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は、韓国と北朝鮮の鉄道連結に関する共同調査について、北朝鮮に対する制裁の適用を免除した。韓国大統領府が24日、明らかにした。
南北関係の改善を進める韓国と北朝鮮は先月、共同調査を10月後半までに開始し、11月下旬から12月上旬に着工式を実施することで合意していた。しかし、核開発をめぐり北朝鮮に科された国連制裁に抵触する恐れがあるため、延期されていた。
韓国大統領府(青瓦台、Blue House)の金宜謙(キム・ウィギョム、Kim Eui-kyeom)報道官は、「このプロジェクトが、米国と国際社会から支持されたことに大きな意義がある」と述べた。
同報道官は、両国の専門家が調査用の列車に一緒に乗って北朝鮮内を行き来することになると説明した上で、このプロセスは南北関係を新たなレベルに引き上げるものだと述べた。
聯合(Yonhap)ニュースによると、韓国側は機関車用の燃料など、調査のための物資を北朝鮮に持ち込む意向だという。
北朝鮮への燃料の持ち込みは、同国の石油精製品の輸入上限を年間50万バレルとした国連制裁に違反する可能性があった。(c)AFP