パッカーズQBが米森林火災の被災地に100万ドルを寄付、出身が隣町
このニュースをシェア
【11月22日 AFP】米ナショナルフットボール(NFL)のグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)に所属するQBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)が、森林火災で深刻な被害を受けている故郷カリフォルニア州の復興支援のため、100万ドル(約1億1300万円)を寄付すると発表した。
今回の火災では、約3万人が暮らしていた州北部のパラダイス(Paradise)が猛烈な炎によって消え去り、隣にあるロジャースの生まれ故郷の町チコ(Chico)にも多くの人が一時的に避難している。その中でロジャースは、自身のツイッター(Twitter)アカウントにメッセージ動画を投稿し、こう話した。
「多くの方がご存知の通り、カリフォルニアの山火事で無数のコミュニティーが破壊されました。私の生まれ育った州北部でも、パラダイスの町が焼け野原となり、多くの住人が私の故郷であるチコや、北部全体への避難を余儀なくされています」
「そこで友人やチコの市長と個人的に連絡を取り、何が最も助けになるかを考えた結果、当面のニーズと長期的な復興の両面で、今最も必要とされているのは資金提供だということになりました。そのため私は、ノースバレー・コミュニティー・ファウンデーション(North Valley Community Foundation)とパートナーシップを結び、復興とその後のコミュニティー再建に充てるため、100万ドルを寄付します」
ロジャースによれば、長年自身のスポンサーを務める保険大手ステート・ファーム(State Farm Insurance)も最大で100万ドルを寄付するという。
11月8日に今回の大規模な森林火災が発生して以降、パラダイスでは少なくとも81人が犠牲になり、15万2000エーカーの土地が焼け、住宅1万2600棟が焼失した。州南部のリゾート地マリブ(Malibu)でも、別の大規模火災によって3人が死亡した。(c)AFP