米、南北関係改善と非核化の「並行」主張 韓国と作業部会
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【11月21日 AFP】マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は20日、北朝鮮と韓国の関係改善は朝鮮半島の非核化と「足並みをそろえて」進めなければならず、融和だけを先行させてはならないとの考えを示した。
米国のスティーブン・ビーガン(Stephen Biegun)北朝鮮担当特使は同日、ワシントンで韓国の李度勲(イ・ドフン、Lee Do-hoon)朝鮮半島平和交渉本部長と会談した。
ポンペオ長官は記者らに対し、この会談は「両国の緊密な連携を一層強化する」ため行われたと説明。また、米韓がこの会談で作業部会を立ち上げた目的は「互いに食い違いがないようにする」ことだとした。
北朝鮮と韓国は現在、米朝による北朝鮮政府の核武装解除よりも南北関係改善を先行させる動きを見せている。
同長官は「われわれは韓国に対し、朝鮮半島和平および北朝鮮の非核化と、南北間の内的な関係拡大の進捗(しんちょく)に開きがないようにしたいと伝えてきた」と説明。さらに、米国は南北関係改善と非核化を「重要な並行プロセスと見ており、作業部会はその状態を維持するため考案されたものだ」と述べた。(c)AFP