レゲエをユネスコ無形遺産に ジャマイカが登録申請
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【11月21日 AFP】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)は20日、ジャマイカが同国発祥の大衆音楽、レゲエを無形文化遺産(Intangible Cultural Heritage of Humanity)に登録申請したと発表した。26日からモーリシャスで開かれるユネスコの政府間委員会で審議される。
レゲエはカリブ海(Caribbean Sea)のジャマイカで1960年代後半に生まれた音楽。ボブ・マーリー(Bob Marley)やジミー・クリフ(Jimmy Cliff)といった歌い手や、プロデューサーのリー・ペリー(Lee Perry)らの功績で瞬く間に人気を得た。数々のアーティストに影響を与え、そこから新たなサウンドも生み出されている。
来月1日まで開かれる委員会ではレゲエのほかに、アイルランドの狩りのゲーム、フランス南東部の町グラース(Grasse)の香水作り、韓国が申請した朝鮮半島の伝統的格闘技「シルム」など40件が検討される見通し。
ユネスコの無形文化遺産は登録されてもおおむね象徴的な意味しか持たないものの、その遺産や申請国への注目度は高まる。これまでに、中央アジアの馬に乗って行う球技から、イタリア・ナポリ(Naples)のピザ作りまで、世界各地の伝統文化399件が登録されている。(c)AFP