仏大統領、ルノーと3社連合への影響を「最大限に注視」 ゴーン容疑者逮捕
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【11月20日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)会長の逮捕を受けて、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は19日、仏政府として仏自動車大手ルノー(Renault)およびルノー・日産・三菱自動車(Mitsubishi Motors)の3社連合の安定性を「最大限に注視」していくと述べた。
2日間のベルギー訪問の初日に、首都ブリュッセルでベルギーのシャルル・ミシェル(Charles Michel)首相と臨んだ共同記者会見での発言。
またユーロ圏財務相会合出席のためブリュッセル滞在中のブリュノ・ルメール(Bruno Le Maire)仏経済相は、フランス政府は「ルノーの事業継続とガバナンス(企業統治)の安定性を確保するため、ルノーの議決権を有する株主としてできる限りのことをする」と述べた。
調査・コンサルティング会社TIW(東京)の高田悟(Satoru Takada)シニアアナリストは、ゴーン容疑者はルノー・日産・三菱連合の要であり、逮捕は連合を揺るがすことになると指摘。3社連合のカリスマの逮捕は、ブランドイメージに悪影響を及ぼすとの見通しを示した。(c)AFP