1年前に消息不明のアルゼンチン軍潜水艦、残骸を発見
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【11月17日 AFP】(更新、写真追加)昨年11月15日に乗組員44人を乗せたまま爆発し、大西洋で消息を絶ったアルゼンチン海軍の潜水艦「サンフアン(ARA San Juan)」について、同国海軍が16日、潜水艦の残骸の位置を特定したと発表した。
同国海軍が発表した文書によれば、捜索活動に携わる米企業オーシャン・インフィニティー(Ocean Infinity)が水深800メートルで「サンフアンであることを確認」した。
海底探査を行うオーシャン・インフィニティーは、同潜水艦の捜索活動を今年9月から実施。そして今回、同社が所有する調査船「シーベッド・コンストラクター(Seabed Constructor)」号が潜水艦を発見したという。
海軍報道官はテレビ局「トド・ノティシアス(Todo Noticias)」に対し、同調査船が「新たな捜索を実施すると決め、ありがたいことに、(潜水艦の)場所を発見することができた」「今が新たな始まりとなる。潜水艦が発見された状態の分析から、事態をどう進展させていくべきかが分かるだろう」と話した。
潜水艦「サンフアン」は昨年11月15日、同国沿岸から450キロ離れた位置で、海軍との交信を絶った。
海と空で展開された捜索活動には、開始から48時間後に13か国からのチームが参加。だがその大半は2017年末までに撤退していた。(c)AFP