ポル・ポト元幹部2人に終身刑、少数民族虐殺の罪
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【11月16日 AFP】クメールルージュ(Khmer Rouge)とも呼ばれた旧ポル・ポト(Pol Pot)政権時代(1975~79年)に起きた大量虐殺を裁くカンボジア特別法廷(ECCC)は16日、少数民族虐殺の罪に問われたポル・ポト派の元幹部2人に終身刑を言い渡した。
イスラム教を信仰するチャム族(Cham)やベトナムの少数民族を虐殺した罪に問われたのはポル・ポト派元最高幹部のヌオン・チア(Nuon Chea)被告と元国家幹部会議長のキュー・サムファン(Khieu Samphan)被告。
国連(UN)が支援するECCCのニル・ノン(Nil Nonn)裁判長は判決で、チャム族などの少数民族に対する「ジェノサイド(大量虐殺)が行われたと判断した」と述べ、2人に終身刑を言い渡した。ECCCがポルポト派による少数民族虐殺を認定したのはこれが初めて。
2人は2014年にも人道に対する罪でECCCから終身刑の有罪判決を受けている。(c)AFP