ミック・シューマッハ、マカオの地で父子制覇へ「ベスト尽くしたい」
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【11月14日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の息子で、欧州F3選手権(FIA European Formula 3 Championship)の年間王者に輝いたミック(Mick Schumacher)が、F3最速ドライバーを決める17日のマカオGP(2018 Macau Grand Prix)で父親の足跡をたどることを狙っている。
香港・マカオ(Macau)の有名な市街地コース「ギア・サーキット(Guia Circuit)」で争われるこのレースは、過去にはアイルトン・セナ(Ayrton Senna)氏やデビッド・クルサード(David Coulthard)氏、さらにはミックの父親のミハエル氏やおじのラルフ(Ralf Schumacher)氏といった名ドライバーが優勝している大会。F1で7回の年間優勝を誇るシューマッハ氏は、1990年大会をわずか21歳で制した。
それから早くも28年の歳月が流れ、19歳で欧州F3王者に輝いたミックは、今大会の優勝候補の一人に挙げられている。
所属するプレマ・パワーチーム(Prema Powerteam)と共に現地入りしたミックは「マカオに戻って来られてうれしい。チーム全体として夢のようなシーズンを送れたし、欧州チャンピオンとしてここに来られたことを誇らしく思う」「F3ドライバーの誰もが優勝したい大会だ。自分もそのためにベストを尽くしたい」とコメントした。
「マカオGPは偉大な歴史のあるレースで、優勝者の中にはレース史に残るような名ドライバーも多い」「そこに名を連ねることができれば大きな名誉だ」
ミックは全日本F3王者の坪井翔(Sho Tsuboi)や、前回王者で欧州F3年間2位のダニエル・ティクトゥム(Daniel Ticktum)らと優勝を争う。前回大会のミックは最速ラップを刻んだが順位は16位だった。
ミックの父親のシューマッハ氏は、2013年末のスキー事故で頭部に重傷を負って以来、公の場に姿を現しておらず、現在どのような状態にあるかは全く分かっていない。(c)AFP