【11月13日 AFP】格付け会社S&Pは13日、アルゼンチンの経済成長やインフレ、債務内容の「悪化」を理由に、同国の信用格付けを1段階引き下げたと発表した。

 S&Pは今年8月の評価を受け、アルゼンチンの外貨および自国通貨建ての長期格付けを「B+」から「B」へ引き下げたとしている。

 各国の債務格付けは、その国の経済の健全性を測る指標として広く認識されている。投資家は格付けの低い国から高い見返りを求めようとすることから、国の借入コストに大きな影響が出かねない。

 S&Pは、「予想外の政局不安や緊縮政策の適用不十分で投資家の信用をさらに損なった場合」には、今後1年のうちに格付けをさらに引き下げる可能性もあると警告している。(c)AFP