港湾都市ホデイダで親政府派とフーシ派が戦闘、61人死亡 イエメン
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【11月11日 AFP】(更新)イエメンの港湾都市ホデイダ(Hodeida)で親政府派と反政府派武装勢力が交戦し、少なくとも61人が死亡した。医療および軍関係者が11日、明らかにした。このほか、数十人の負傷者が市外の病院に搬送されたという。
ホデイダの医療関係者らによると、11日までの24時間以内に親政府派の戦闘員9人とイランが支援する反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」の戦闘員43人が死亡した。さらに、ホデイダ南方の政府支配地域モカ(Mokha)の病院で、親政府派の戦闘員9人が死亡したという。政府軍筋もこれらの死者数を確認した。
また、ホデイダにある軍病院の関係者によると、負傷したフーシ派戦闘員数十人が内陸部のサヌア(Sanaa)州やイッブ(Ibb)州の病院に搬送された。
サウジアラビアが主導する連合軍の支援を受ける親政府派は、イランが支援するフーシ派からのホデイダの奪還を押し進めている。
紅海(Red Sea)沿岸に位置し、同国で最も重要な港を抱えるホデイダでの戦闘では、10日間で400人超の戦闘員が死亡している。(c)AFP