エボラ流行のコンゴ民主共和国、死者200人超える
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【11月11日 AFP】エボラ出血熱が流行しているコンゴ民主共和国で、エボラによる死者数が200人を超えた。同国保健省が10日、発表した。
同省によると、今年8月の流行開始以降、死者は201人、感染が確認された症例は291件に達した。約半数は北キブ(North Kivu)州のベニ(Beni)で確認されたという。
国連(UN)の平和維持活動局(DPKO)は9日、北キブ州で活動する武装集団らに対し、エボラ対策への取り組みを阻害しないよう求めた。
コンゴのオリ・イルンガ(Oly Ilunga)保健相も9日、緊急対応チームは武装集団から脅しや暴力を受けたり、装備を壊されたり、拉致されたりしていると懸念を表明。緊急対応医療班のメンバー2人が襲撃を受けて死亡したという。
イルンガ保健相は今月初め、エボラのワクチン接種プログラムを8月8日に開始して以降、これまでに2万5000人が接種したと発表していた。(c)AFP