猫のミイラや銅像など発見、エジプト古代都市サッカラの遺跡
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【11月11日 AFP】エジプトの首都カイロ南郊の古代都市サッカラ(Saqqara)のピラミッド群外れの発掘現場で、6000年以上前のものを含む石棺(サルコファガス)7基が見つかった。考古学当局が10日、明らかにした。
ハリド・アナニ(Khaled el-Anany)考古相によると、3基は猫たちのもので、残り4基のうち1基は、王宮の建物の管理責任者クフイムハト(Khufu-Imhat)のものだった。
エジプト政府考古学委員会のムスタファ・ワジリ(Mostafa Waziri)委員長は、エジプト考古学チームはサッカラで初めて、スカラベのミイラも発掘したと発表した。
さらに、古代エジプトの猫の女神バステト(Bastet)にささげられた、金メッキを施された木像100体や銅像と共に猫のミイラ数十体が発掘された。
古代エジプトにおいて猫は特別な位置を占めていたので、宗教上の供物としてミイラにされた。(c)AFP