【11月7日 AFP】欧州を目指し地中海を渡ろうとして死亡した移民が、年初からの合計で2000人を超えた。今週、スペイン沖で17人が遺体で発見されたことを受けた人数。合計の死者のうち、イタリアを目指していた移民が過半数を占める。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のチャーリー・ヤクスリー(Charlie Yaxley)報道官が6日明らかにした。

 同報道官によれば、今年に入ってから欧州に到着した移民・難民は約10万5000人で、2014年より前の水準まで減少した。その一方、水死の増加により移民の死亡率は急上昇している。

 ヤクスリー氏は、UNHCRは「この状況に直ちに対応を取るよう繰り返し要請してきた」と述べた。(c)AFP