【10月31日 AFP】今月行われた中国オープン(China Open 2018)でボールボーイに対して攻撃的な態度を取り、批判を集めていた女子テニスのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)が30日、自身の行為を謝罪した。

 世界ランキング12位のサバレンカは、中国の王薔(Qiang Wang、ワン・チャン)に敗れた中国オープン準々決勝で、空のペットボトルをボールボーイに向けて振ってみせた後、それを床に投げ捨てた。

 今回の子供じみた行為をとらえた映像はSNS上で拡散され、批判を受けていた20歳のサバレンカはこの日、出場中のWTAエリート・トロフィー(Hengqin Life WTA Elite Trophy Zhuhai 2018)で「二度とやらない」と誓った。

 この日、アシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)を6-4、6-4で破り白星発進を決めた試合後、「非常に申し訳なく思う」「感情的になっていて、自分を見失ってしまった。ツイッター(Twitter)で見たときは『うわ、何をしているんだろう』と思った」と話した。「記憶にすらなかったし、とにかく『ああ、この子に申し訳ない』という気持ちだった」

 また「自分が悪かったし、もう二度とやらない。ボールボーイの子たちに親切にしたい。彼らが遅かったとしてもね!」と述べ、「彼らはまだ子供。彼らに悪いことはできない。だからあの子には申し訳ないことをしたと思うし、怒っていないといいなと思う」と続けた。

 サバレンカは、ここ3か月で世界ランキングを39位から12位に急上昇させ、女子テニス協会(WTA)の新人賞にも輝いたばかり。シーズン終盤の活躍について問われると「ここまでうまくできるとは思っていなかったが、今は楽しんでいるし、もっと成長したい」「本当に良い気分」と付け加えた。(c)AFP/James EDGAR