女子サッカーW杯、フランス大会で賞金を倍増
発信地:キガリ/ルワンダ
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【10月27日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は26日、来年開催される女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)で、大会賞金を倍増すると発表した。
ルワンダの首都キガリで行われた理事会を終えて会見に臨んだインファンティーノ会長は、「賞金は1500万ドル(約17億円)から3000万ドル(約34億円)に倍増する」とし、参加24か国に対する分配額は賞金と準備金を合わせて総額5000万ドル(約56億円)になると明かした。
準備金の内訳は、各国がW杯開幕前の親善試合を開催するための援助としての1150万ドル(約13億円)と、大会に選手を送り出したクラブへの補償金としての850万ドル(約9億5000万円)となっている。会長によると、これはカナダで行われた「2015年大会の3倍以上の額となる」という。
しかしながら、国際プロサッカー選手協会連盟(FIFPro)は、男女平等を達成するためには、さらなる増額が必要になると訴えている。
比較すると、今夏32か国が参加して行われたW杯ロシア大会(2018 World Cup)の賞金総額は4億ドル(約450億円)で、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)よりも4800万ドル(約54億円)増額された。優勝したフランスの賞金は、3800万ドル(約43億円)となっている。
女子W杯フランス大会は、2019年6月7日から7月7日にかけて行われる。(c)AFP