FBIがテスラ捜査、モデル3生産予測で投資家欺いた疑い
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【10月27日 AFP】米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)が、主力電気自動車の生産見通しについて投資家を欺いた疑いがあるとして、米連邦捜査局(FBI)の捜査対象になっていることが分かった。消息筋が26日、明らかにした。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の26日の報道によると、テスラは、量販車である新型セダン「モデル3(Model 3)」の生産目標を達成できないと知りながら生産は順調だと語り、投資家を欺いた疑いが持たれている。
テスラの広報担当者は、同社が今年、司法省からモデル3の生産をめぐる問題で公開ガイダンスの「任意での提出」を求められ、応じたことを認める一方で、召喚令状などは受け取っておらず、この数か月間、証言や追加の書類提出も要請されていないと主張した。
ウォールストリート・ジャーナルは、司法省がモデル3に関する捜査を拡大させ、FBIはこの数週間、過去に召喚状を受け取ったことのあるテスラの元従業員らに事情聴取を試みていると報じている。
司法省は、イーロン・マスク(Elon Musk)最高責任者(CEO)のテスラの株式非公開化をめぐる発言についても捜査を進めている。(c)AFP