カショギ氏殺害、「サウジ王室の関与ないと信じる」とロシア
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【10月26日 AFP】ロシア大統領府は26日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領とサウジアラビアのサルマン国王(King Salman、82)がジャーナリストのジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏殺害事件について電話で話し合ったことを明らかにし、ロシアとしてはサウジ王室は事件に一切関与していないと信じるという見解を示した。
大統領府の発表によると、プーチン大統領はサルマン国王と25日夜に電話会談し、「カショギ氏事件を取り巻く状況」について意見を交わしたという。
ドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は記者から、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で起きたカショギ氏殺害事件について、サウジ王室の関与はないと完全に信じているのかとの質問を受け、その問いは「不適切」だと指摘した上で、「王による公式声明も、(ムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman))皇太子による公式声明もある以上、両氏を信じない理由の方が誰にもないはずだ」と述べた。
一方ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は23日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の取材で、カショギ氏殺害にムハンマド皇太子が関与した可能性について聞かれると、「あの国では皇太子が物事を動かしている…よって誰かが関与したとすれば、彼だろう」と発言していた。(c)AFP