【10月25日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ（AFC Champions League 2018）は24日、準決勝の第2戦が行われ、鹿島アントラーズ（Kashima Antlers）は敵地でリードを許しながらも水原三星ブルーウイングス（Suwon Samsung Bluewings、韓国）と3-3で引き分け、2戦合計スコアを6-5としクラブ史上初となる決勝進出を決めた。

　水原は後半立て続けに3ゴールを奪い、決勝進出に向け順調に進んでいるようだったが、第1戦で2点を奪われた状況から3-2で勝利した鹿島は、再び驚きの逆襲をみせた。

　終盤に西大伍（Daigo Nishi）と途中加入のセルジーニョ（Sergio Antonio Soler de Oliveira Junior）がそれぞれ得点を挙げこの試合を3-3とし、合計スコアで鹿島が息をのむような劇的な勝利をつかみ、ペルセポリスFC（Persepolis FC）が待つ決勝に駒を進めた。

　ジェットコースターのような第1戦を終えた鹿島は25分、山本脩斗（Shuto Yamamoto）の先制点で合計スコアを4-2とし、敵地で有利な状況をつくった。

　主導権を握っていた鹿島だったが、水原はハーフタイム明けの約9分間で3点を挙げ、リードを奪った。

　しかし水原の喜びは長続きせず、64分に鹿島の西が1点を返し試合が2-3になると合計スコアは5-5となり、延長戦突入が現実味を帯びた。

　そして82分、セルジーニョがゴール上隅にシュートを決め合計スコアを6-5とし、鹿島の決勝進出を手繰り寄せると、水原の選手たちはがっくりとうなだれた。

　ベルセポリスは準決勝でアル・サード（Al-Sadd）を2戦合計2-1で下し、こちらも初の決勝に進出。決勝は11月にホームアンドアウェー方式で行われる。(c)AFP