【10月24日 AFP】(更新、写真追加)米国の宝くじで24日、約15億ドル(約1700億円)の単独当せん者が出たことが分かった。宝くじの主催者が明らかにした。史上2番目に高額な当せん金額で、単独当せんとしては史上最高額だという。

 6つの数字を選ぶ宝くじ「メガミリオンズ(Mega Millions)」で当たりが出たのは、サウスカロライナ州で購入されたくじ券1枚。当せん者の身元は明らかになっていない。

 23日夜に行われた抽選では、5、28、62、65、70、そして最後に再び5という当せん番号が出ていた。

 当初主催者は、当せん金額を世界全体でも史上最高額となる16億ドル(約1800億円)と発表していたが、後に15億3700万ドル(約1730億円)に修正した。

 この当せん金額は、2016年1月に発売された米宝くじ「パワーボール(Powerball)」の15億8600万ドル(約1790億円)をわずかに下回った。

 だがこの時は当せん者が3人いたため、今回の当せん金額は、単独当せんとしては2012年3月にたたき出された6億5600万ドル(約739億円)を上回る史上最高額となった。

 今回は当せん金額が高額となったことから、米国中が熱狂に包まれた。コンビニエンスストアやスーパーマーケット、酒店ではくじを買い求める人々が列をつくった。くじ券は1枚2ドル(約230円)で販売され、当せん確率は約3億分の1だったという。(c)AFP