米富豪ソロス氏宅に爆発装置、FBIが捜査
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【10月24日 AFP】米富豪でリベラル派献金者のジョージ・ソロス(George Soros)氏のニューヨーク州の自宅で22日、郵便受けに爆発装置が入っているのが見つかり、連邦捜査局(FBI)が捜査を開始した。地元警察が23日、明らかにした。
ソロス氏は、マンハッタン(Manhattan)の北に位置するベッドフォード(Bedford)在住。マンハッタンへも楽に通勤できる距離にあり、富豪や有名人が多く暮らす高級地区だ。
ベッドフォード警察によると、ソロス氏宅の使用人が22日午後、郵便受けに入っていた不審な郵便物を開けたところ、爆発装置とみられるものが見つかったという。使用人は雑木林にその郵便物を置き、警察に通報。当時ソロス氏は不在で、装置は爆弾処理班によって処理されたとしている。
同警察は、既に「大規模な捜査」が始まっており、事件はFBIの合同テロ対策チーム(JTTF)に引き渡されたと述べている。
ソロス氏はこれまで、右派勢力の攻撃対象となってきた。ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は今月、高校時代のレイプ未遂疑惑が浮上したブレット・カバノー(Brett Kavanaugh)氏の連邦最高裁判事への指名に反対するデモ隊に資金提供を行ったとして、ソロス氏を非難。
ソロス氏は2016年の大統領選で、トランプ氏の対抗馬だったヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏を支持。また、世界各国の国家主義者らから、デモ隊に資金提供をし、リベラルな多文化思想を推し進めようとしていると批判されている。(c)AFP