【10月23日 AFP】(更新、写真追加)メキシコは22日、人命を脅かす強風と洪水で「壊滅的な被害」をもたらす恐れがあるとされている強力なハリケーン「ウィラ(Willa)」の上陸に警戒を強めている。

 日本時間23日午前0時のNHCの気象情報によると、ウィラは太平洋に面したメキシコ中西部のリゾート地シナロア(Sinaloa)州マサトラン(Mazatlan)付近に現地時間23日の午後か夕方(日本時間24日の未明か朝)に上陸する見通し。ウィラは最大風速72.2メートルを記録して、5段階のうち最も勢力が強いカテゴリー5のハリケーンになった。その後、最大風速は69.4メートルとなりカテゴリー4に勢力を弱めた。

 NHCは、若干勢力を弱めたもののウィラは「メキシコ沿岸到達時には極めて危険な大型ハリケーン」であると予想され、メキシコ西部のハリスコ(Jalisco)、ナヤリ(Nayarit)、シナロアの各州の一部に150~300ミリの降雨をもたらし、最大450ミリに達するところもあると警告している。これら3州では22日に雨と波浪が激しくなり始め、各州の全域で学校が休校となった。(c)AFP/Alfredo ESTRELLA