【10月22日 AFP】18-19フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケート・アメリカ(Skate America 2018)は21日、米ワシントン州エバレット(Everett)で女子シングル・フリースケーティング(FS)などが行われ、宮原知子(Satoko Miyahara)が大会連覇を達成し、坂本花織(Kaori Sakamoto)とのワンツーフィニッシュを果たした。

 世界選手権で2回メダルを獲得している宮原は、前日のショートプログラム(SP)でトップに立つと、この日もミスのない滑りで145.85点をマークし、合計219.71点で優勝を決めた。

 直前に滑ったSP2位の坂本がこちらも見事な演技を披露し、暫定トップに立ってプレッシャーのかかる状況だったが、これを乗り切って2008年と2009年の金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ、韓国)以来となる大会連覇を決めた。

 坂本もFSで142.61点を獲得し、合計213.90点まで伸ばしたが、優勝にはあと一歩届かなかった。

 3位には、これがシニアのGPシリーズ初出場となるロシアの16歳、ソフィア・サモデュロワ(Sofia Samodurova)が入った。SP3位から坂本、宮原に続く最終滑走でFSに臨んだサモデュロワは、華麗な滑りで134.29点を記録し、合計198.70点で表彰台入りを果たした。

 本田真凛(Marin Honda)は95.30点と得点を伸ばせず、合計158.04点で8位だった。

 アイスダンスでは、米国のマディソン・ハベル(Madison Hubbell)/ザカリー・ダナヒュー(Zachary Donohue)組が優勝を果たし、地元のファンを喜ばせた。

 米国チャンピオンで、昨季の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2018)準優勝のハベル/ダナヒュー組は、前日のリズムダンス(RD)で首位に立つと、この日のフリーダンス(FD)でも122.39点を記録し、合計200.82点で優勝を決めた。

 イタリアのシャルレーヌ・ギニャール(Charlene Guignard)/マルコ・ファッブリ(Marco Fabbri)組が192.30点で2位に、ロシアのティファニー・ザホースキー(Tiffani Zagorski)/ジョナサン・ゲレイロ(Jonathan Guerreiro)組が181.38点で3位に入った。(c)AFP