【10月20日 AFP】台湾・台北市の中心部で20日、台湾独立を主張する新政治団体「喜楽島連盟(Formosa Alliance)」が主催する大規模集会が開催され、数万人が参加した。

 主催者は集会の参加者数を10万人以上としており、独立の是非を問う住民投票の実施を求める集会としては、20年以上前に台湾が民主化されて以来初めてとなる大規模集会となった。

 台北中心部の与党・民進党(DPP)本部前に集まった参加者たちは、「独立投票」と書かれた旗を振ったり、「投票を求める!」「併合に反対」などと叫んだりした。

 中国が「一つの中国」との主張を強める中、蔡英文(Tsai Ing-wen)総統は中国と独立派双方の懐柔に苦慮している。

 中国政府は台湾が正式に分離しようとした場合、武力行使も辞さないと警告している。(c)AFP