カショギ氏の死亡確認で米が哀悼の意 サウジへの対応は言及せず
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【10月20日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は19日、サウジアラビアの著名ジャーナリスト、ジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館内で死亡したことが確認されたとの発表を受け、哀悼の意を表明した。一方、主要同盟国であるサウジへの対応には言及しなかった。
ホワイトハウスのサラ・サンダース(Sarah Sanders)報道官は、サウジがカショギ氏の死亡を確認してから最初の米国の反応として、米政府は「発表を承知している」とだけ述べた。
その後、同報道官は「われわれは引き続き、この悲劇的な事案に対する国際捜査を注視するとともに、適時の、透明性ある、あらゆる適正手続きにのっとった司法を支持していく」と表明。「われわれはカショギ氏の死亡が確認されたとの知らせを悲しんでいる。同氏の親族、婚約者、友人に心からお悔やみ申し上げる」と述べた。
国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は事務総長室を通じ、カショギ氏の死亡が確認されたことで「深い懸念」を抱いていると表明。また、同氏の親族、友人に哀悼の意を示した。
同事務総長はカショギ氏の死をめぐる状況に関し、「迅速かつ徹底した、透明性ある捜査と、責任者に関する十分な説明責任」の必要性を強調した。(c)AFP