【10月17日 AFP】インド当局は17日、西部ラジャスタン(Rajasthan)州でジカ熱が流行していると発表し、先月以降80人の感染が確認されていると報告した。うち22人が妊娠中の女性だという。

 インドでジカ熱が確認されたのは、隣接するグジャラート(Gujarat)州での2017年1月の症例以来。同国では、ジカウイルスなどを媒介するネッタイシマカ(学名:Aedes aegypti)が広範囲に生息している。

 同州の州都ジャイプール(Jaipur)では、特別チーム330隊が住宅の消毒に動員され、約44万人が観察下にある。

 世界では2015年の大流行以来、南米を中心に70か国以上、150万人超がジカウイルスに感染。妊娠している女性がジカ熱にかかると、まれに赤ちゃんの脳に障害が生じることがある。(c)AFP