サウジ記者失踪、G7が透明性ある捜査要求 総領事はトルコ出国
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【10月17日 AFP】サウジアラビア人の著名記者がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館を訪れた後に失踪した問題で、先進7か国(G7)の現議長国カナダは16日、サウジアラビアに「透明性ある」捜査を求めるG7外相声明を発表した。
外相らは「サウジアラビア人の著名記者ジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏の失踪をわれわれは大変憂慮している。同氏の失踪に責任を負うべきものに責任を取らせなければならない」と表明。
その上で「われわれはトルコとサウジが連携することを勧め、サウジアラビアが徹底的で、信頼でき、透明性のある捜査を速やかに行うことを期待する」としている。
一方、トルコからの報道によると、サウジアラビアのムハンマド・オタイビ(Mohammed al-Otaibi)駐イスタンブール総領事は16日夕(日本時間16日深夜)、定期航空便でイスタンブールを離れサウジアラビアの首都リヤドに向かった。トルコ当局はオタイビ総領事の公邸を捜索する準備を進めている。(c)AFP