【10月16日 AFP】(写真追加)フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領(40)は16日、内閣改造を行った。仏国内では2週間前から、人事刷新の臆測が広がっていた。

 今月2日、内相だったジェラール・コロン(Gerard Collomb)氏が突如辞任。支持率が過去最低レベルに落ち込んでいるマクロン大統領にとって大きな打撃となり、内閣改造に追い込まれた。

 重要ポストの新内相に選ばれたのは、元社会党所属で、現在は与党「共和国前進(REM)」の代表を務めるクリストフ・カスタネール(Christophe Castaner)氏。大統領選のキャンペーンで初期段階からマクロン氏を支え、側近の中でも中心的な存在の一人だ。

 ここ数か月、多難の時期を過ごしたマクロン氏は、文化相や農相などにも新顔を迎え、新内閣で心機一転を図りたい考え。

 マクロン氏の支持率は2017年5月の大統領選での勝利以来、最低レベルに落ち込んでいる。世論調査によると、マクロン大統領を好意的に受け止めているのは、国内の有権者の約30%にとどまっている。(c)AFP