【10月16日 AFP】マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は16日、サウジアラビアの著名ジャーナリスト、ジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏が失踪した問題を協議するため、サウジの首都リヤドに到着した。米当局者によれば、強い権力を握るサウジのムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子とも会談する予定だという。

 匿名を求めたこの当局者によると、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館を今月2日に訪問した後に失踪したカショギ氏について、ポンペオ国務長官はサルマン国王(King Salman)と会談した後、ムハンマド皇太子と夕食を共にするという。

 米国に居住し、ムハンマド皇太子に批判的な姿勢を強めていたカショギ氏の失踪問題は、改革路線をアピールして国のイメージ向上を目指す若きムハンマド皇太子の取り組みにとっても大きな痛手となっている。(c)AFP