ヒラリー氏、夫の不倫は「権力の乱用」ではないと主張
このニュースをシェア
【10月15日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元米国務長官は14日、当時大統領だった夫のビル・クリントン(Bill Clinton)氏がホワイトハウス(White House)の実習生だったモニカ・ルインスキー(Monica Lewinsky)さんと不倫関係にあったことについて、権力の乱用はなく、夫が大統領を辞任しなかったのは正しかったと述べた。
セクハラ告発運動「#MeToo(私も)」の広がりを受け、20年前のスキャンダルは改めて注目を集めており、大統領と実習生の間での権力の不均衡から、合意の上での関係とは見なせないのではないかとの声も批判者からは上がっている。
中には民主党の女性上院議員キルステン・ジリブランド(Kirsten Gillibrand)氏のように、1998年末に当時共和党が多数を占めた下院議会が偽証を理由にクリントン氏を弾劾訴追した際、大統領を辞任すべきだったと主張する人々もいる。
こうした中、14日放送のCBSニュース(CBS News)でインタビューに応じたヒラリー氏は、こうした主張に同意せず、夫が辞任すべきだったか尋ねられると、「全くなかった」と答えた。
さらに、夫とルインスキーさんの関係は権力の乱用ではなかったか問われると、「違う、違う」と否定し、ルインスキーさんは当時22歳で「大人」だったと指摘。「捜査が行われ、私が信じているように正しく決着した」と話した。(c)AFP