【10月13日 AFP】オーストラリア北部特別地域(Northern Territory、準州)のアーネムランド(Arnhem Land)で、ワニに襲われて死亡した先住民女性の遺体が収容された。同国警察が12日、明らかにした。

 この女性は、家族と一緒に「腰の深さの」川に入って釣りをしていた先住民アボリジニのレンジャーとみられている。

 家族らによると、水のはねる音が聞こえた後、女性がいなくなったことに気づいたという。

 地元警察は、「午後5時(日本時間12日午後4時30分)前、現場から1キロも離れていない場所で女性の遺体とワニが見つかった」、「地元先住民のレンジャーたちがワニを駆除し、女性の遺体を収容した」と発表した。

 女性を襲ったワニの種類について、現時点では分かっていないという。

 オーストラリアでは毎年、平均2人がワニに襲われて死亡している。(c)AFP