【10月10日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の長女イヴァンカ(Ivanka Trump)大統領補佐官は9日、ニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)国連(UN)大使の後任に自身の名が取り沙汰されていることについて、「(後任は)私ではない」と否定した。トランプ大統領はこれに先立ち、身内びいきとの批判があるとしながらもイヴァンカ氏について「抜群の適任者」と述べた。

 イヴァンカ氏はツイッター(Twitter)で、「本当に多くの素晴らしい同僚たちとホワイトハウス(White House)で仕事ができることを誇りに思う。大統領はヘイリー大使の後任に優れた人物を指名するだろう。それは私ではない」と明言。

 トランプ氏は9日、ヘイリー国連大使が今年限りで辞任すると発表。後任については「多くの人物を検討している」と語り、イヴァンカ氏を起用する可能性を排除しなかった。

 また、トランプ氏は「イヴァンカは抜群の適任者だろう。縁故主義とは何の関係もない。みんなイヴァンカが適任だと分かっていると言いたい。だが、身内びいきだと批判されるだろう」と述べた。

 トランプ氏は2016年に大統領に当選して以降、親族および家業と公務の境界を曖昧にしているとたびたび批判されている。

 イヴァンカ氏の夫ジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)氏も大統領上級顧問としてホワイトハウスで勤務している。(c)AFP